海遊では、「中層延縄養殖法」という独自の養殖方法で生産しております。
水深の深い雄勝湾に適していて、菌が多く生息する海の上層部ではなく、中層での養殖が可能です。
(他の養殖方法では、海の上層部で養殖されている。)
水深2m程の海面下に桁網を張られるように浮き玉で調整しそこからさらに下げ綱を長さを調整して水深5m以上、下に牡蠣の幼生が付着した原盤を吊り下げる方法です。
牡蠣の原盤に、海表面の動揺が直接影響しにくく、脱落するのを防いでいます。
この養殖方法は、常に牡蠣の浮き球の状況確認をしなければならず、手間が掛かります。しかし、イカダ式養殖法に比べ台風や高波などの災害にも強く、成長・収穫量が良好で、年間を通じて安定した供給量が確保できます。